これだけは覚えておこう婚約指輪の豆知識5選
婚約指輪は、人生の大切な瞬間を象徴する特別なアイテムです。そのため、選ぶ際には多くの要素を慎重に考慮する必要があります。指輪自体の美しさや価値はもちろん、贈る相手の好みやライフスタイルにもぴったり合ったものを選びたいですよね。本記事では、婚約指輪を選ぶ際に知っておきたい5つの重要なポイントについて、末永く愛される婚約指輪を選ぶためのガイドラインをお伝えします。
ダイヤモンドの評価基準「4C」
婚約指輪を選ぶ上で一番重要になってくるのがダイヤモンドのグレード(評価)です。
ダイヤモンドと聞くと、特に知識がない方でも「きっとピンからキリまで色々あるんだろうな」という想像はされるでしょう。実際にダイヤモンドは「4C」という国際的な評価基準によって、主に4つの項目についてそれぞれグレード分けされます。
・Carat(カラット)
重量の単位。1ct=0.2g 婚約指輪としては0.2ct~0.5ctあたりが一般的なサイズ。
・Color(カラー)
色。天然のダイヤモンドは一般的に無色のものほど希少性が高く、高い評価がつけられます。(一部のカラーダイヤは除きますが)
A・B・Cを除くD以降のアルファベットで表記されます。「D」が最上級で全くの無色の状態。
以降E・F・G~と進むにつれて黄色や茶色の色味が付いてきます。
一般的に婚約指輪用のダイヤモンドとしては「H」以上の上位グレードのものをお勧めされることが多いです。
・Clarity(クラリティ)
透明度。天然のダイヤモンドにはインクルージョンと呼ばれる内包物(別の物質やキズ)が当たり前に存在します。またブレミッシュとよばれる表面の欠けやキズなども存在します。
もちろん内包物やキズの少ないものほど希少で見た目も良いため高く評価されます。
一般的に婚約指輪用のダイヤには上位グレードのもが好まれ、肉眼では内包物の発見が困難な「VS」クラス以上のものがお勧めされます。
・Cut(カット)
カットはダイヤモンドの輝きに一番影響を与える評価項目です。一般的に流通している丸い形のダイヤモンドのほとんどには「ラウンドブリリアントカット」と呼ばれる57面のカットが施されています。
ただ同じ面数にカットされたダイヤモンドでも形のバランスに差が出ます。
このバランスによっていかに効率よく光を吸収し反射するかが変わってきます。 つまり、カット評価の高いダイヤモンドほど上手く光を反射し、強い輝きを放つことになります。
婚約指輪の選び方
婚約指輪の購入を検討する際に、どんな購入方法をイメージされますか?
街中のジュエリーショップでショーケースに展示されている商品の中から指輪を選ぶだけが方法ではありません。
選択1 自分ひとりで or パートナーと
婚約指輪を選ぶ際に、どんなデザインを選ぶかは大切なポイントの一つです。
お二人で話が進んでいてサプライズは無しであれば、お二人で選ぶことになるので心配はいりません。
ただ、思い出に残るサプライズプロポーズをしたい場、当然男性が一人で選ぶことが前提となります。そうなりますと既製の指輪を用意しようとすると、男性一人の判断でデザインを決めなくてはなりません。
迷いますよね。
しかしご心配はいりません。
そんな場合、まずはダイヤモンドルース(裸石)でプロポーズする方法があります。
まずはダイヤモンドだけを購入し、デザインはあとからパートナーとゆっくり選べばよいのです。
選択2 実店舗 or ECサイト
そもそも店頭で購入することしか頭にない方も多いかもしれませんが、実は婚約指輪選びにおいてはECサイトでの購入が効率的で有効です。
実店舗で購入を検討する際は、気になったお店を1件ずつ回る必要がありますが、ECサイトでの購入の場合はWEB上でデータを比較することができ、サイトによってはダイヤモンドのセレクトから指輪加工のカスタマイズまですべてをWEB上で完結することも可能です。
また、費用面でもECサイトのほうがリーズナブルな価格設定になっていることが多いです。
店舗運営の経費を省ける分だけECサイトの販売価格が抑えられるのは当然のことと言えるでしょう。
選択3 指輪で or ダイヤモンドから
はじめから既製の指輪を購入することが前提になってしまっている方が多いかもしれませんが、少し立ち止まって考えてみてください。
特にサプライズで指輪を渡したい場合、指輪のサイズは分かりますか?また本当にパートナーが喜んでくれるデザインの指輪を選べますか?
最近オススメの婚約指輪の選び方は、まずダイヤモンドから選ぶ方法です。ダイヤモンドを裸石の状態で購入し、それを持ってプロポーズ、後から二人でデザインを選んで指輪に加工する。または最初から指輪に加工するにしても、まずはどのダイヤを使うかを選んでから指輪に加工する方法もあります。
この方法ならパートナーの指のサイズや好みのデザインを気にすることなく、自分の予算内で婚約指輪を用意することが可能です。
ダイヤ以外の素材について
婚約指輪といえばダイヤモンドをイメージされる方が多いですが、一瞬立ち止まって「ダイヤ以外の宝石でもいいのでは?」と考える方もいるでしょう。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏」によると、首都圏で婚約指輪の素材にダイヤモンドを選んだ方は95.7%と圧倒的にダイヤモンドが多く選ばれています。
人と違う特別なものを用意したいという思いの男性もいるかもしれませんが、一方でダイヤモンドの婚約指輪に憧れを抱く女性も多いのではないでしょうか。
やはりパートナーからの強い要望がない限り、まずはダイヤモンドの婚約指輪を選択することをお勧めします。
またお誕生日やクリスマスなど別の機会で、パートナーの好きな宝石や誕生石などのジュエリーをプレゼントするのもいいかもしれませんね。
ちなみに過去にはイギリスのチャールズ皇太子(現チャールズ国王)がダイアナ妃にサファイアの婚約指輪を渡したことも有名です。
元々イギリス王室にとってサファイアは特別な宝石であり、当時は一時的にサファイアブームが起こりました。
迷信
この世の中、人が迷ったり悩んだり、自分の知識だけで解決が難しそうな問題には必ず迷信や都市伝説のようなものが存在します。ジュエリーの分野においても同様で、まず男性を悩ませる婚約指輪の予算問題。そして婚約指輪や結婚指輪を当たり前のように左手の薬指に着けている方が多いかもしれませんが、そもそも何で左手の薬指なのか。詳しくは別の記事で取り上げておりますが簡単に触れておきましょう。
婚約指輪の予算は給与3か月分
初めてのプロポーズ、初めての婚約指輪。初めてだけど失敗できない人生のイベントをむかえる際は、まず情報を集めることから始める方が多いでしょう。
しかしネット上には迷信や都市伝説のような参考にならない情報も無数にありますので注意が必要です。
婚約指輪の予算を調べるとよく出てくるのは「給料3ヶ月分」というワード。
実際に昔はその言葉通りの予算で婚約指輪を選ぶ男性が多かったのも事実ですが、時代が変わり婚約指輪の予算も変化しています。
あるデータによれば首都圏での婚約指輪の平均購入額は40万円前半。
しかしこれはあくまでも比較材料と考えるべきです。婚約指輪の適正な予算は人それぞれ違いますの。単純に給料から考える場合、私のこれまでの接客での経験則として給料の1.5~2ヶ月分に落ち着く方が多い印象です。
左手薬指
また婚約指輪を着ける指についても様々な情報があります。
婚約指輪も結婚指輪も左手薬指に着けるのが一般的ですが、特に決まりはありません。
実際には国や地域、宗教などによっても習慣がちがいます。
左手薬指と言われる理由としては、古代ローマにおいて左手薬指は心臓と太い血管でつながれていると考えられ、重要視されたからとの説があります。
私個人的には、実際に身に着ける方がいちばんテンションの上がるつけ方をしていただくのがよろしいと思います。ほかの指輪とのコンビネーションやバランスをファッション的な視点で考えることもあれば、占などスピリチュアルな観点で指輪を着ける指を選ぶこともジュエリーの楽しみ方の一つだと思います。
購入時の注意点
実際に気に入ったものをいくつか絞り込むことができましたら、最終確認として以下の3点に気を付けてみてください。
価格の比較
気に入った指輪にセッティングされているダイヤモンドの大きさやグレードを元に、他のブランドやWEBサイトなどで同等のものがどれくらいの価格で販売されているかを比較してみましょう。
同等のスペックのものでも販売店舗によって大きな価格差があることもあります。
「どうしてもこのブランドのこの指輪が欲しい」という思いであれば構いませんが、そうでない場合は一度ほかに目を向けてみると、もっと条件の良いものや買い方が見つかるかもしれません。
鑑定書
購入しようと検討しているダイヤモンドや指輪にどんな鑑定書がついているかを調べましょう。
鑑定書にはダイヤの評価基準となる「4C」や、さらに細かい情報が記載されています。
ただし注意すべきはその鑑定書を発行している「鑑定機関」です。
日本国内においてはダイヤモンドの鑑定書を発行する際に公的な資格は必要ありません。
そのため同じダイヤモンドを鑑定しても、発行元次第でダイヤモンドの評価に大きな差が出ます。
つまり大切なのはどこの鑑定機関が発行した鑑定書が付いているかということです。
国内で言えば「中央宝石研究所」、海外であれば「GIA」の鑑定書が付いていれば、ひとまず安心といったところでしょう。
購入後の対応
高額な買い物になるであろう婚約指輪です。アフターサービスなど購入後の対応がどうなのかを事前に調べておくと安心でしょう。
基本的に一度使用したものやカスタマイズしてオーダーしたものに関して返品は難しいですが、初期不良や誤発注などに対してしっかり対応されているかを確認しましょう。
また、指輪のサイズ直しや修理受付が充実しているかを確認しましょう。
特に指輪のサイズに関しては、購入して着け慣れてくると「やっぱりもう少しサイズを変えたい」ということがよくあります。
数年間のサイズ直しが無料ですと安心ですね。
まとめ
婚約指輪を選ぶ際にはダイヤモンドの「4C」をしっかり理解し、購入方法や予算、さらにはパートナーの好みやライフスタイルを考慮することが大切です。
サプライズでのプロポーズを考えている方は、ダイヤモンドルースを購入し後でデザインを決める方法も検討する価値があります。
また、指輪を購入する際には価格の比較や鑑定書の確認、アフターサービスについても慎重に調べることが必要です。
最終的には、パートナーと共に末永く愛される指輪を選ぶために、自分たちに合った購入方法を見つけることが成功への鍵です。
弊社Diamond Showcaseでは、お客様が安心して婚約指輪をご用意いただけるように、婚約指輪に適したグレードのダイヤルースと幅広い指輪のデザインをご用意しております。
詳しいご利用方法やダイヤの選び方など、LINEにて簡単にご相談いただけます。
あなたに合ったあなただけの婚約指輪をプロデュースさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。