結婚指輪や婚約指輪におけるプラチナ の魅力
ジュエリーに使われる貴金属。同じ銀色の指輪でも、シルバーだったりプラチナだったりホワイトゴールドだったり、実際には様々な素材のものがあり、素材によって品質や価格に大きな差があります。中でもプラチナは希少性だけでなく様々な面で魅力のある素材です。
ブライダルジュエリーでプラチナが選ばれる理由4つ
ブライダルジュエリーで使われる地金素材で圧倒的に多いのは プラチナ 。同じ銀色の素材でホワイトゴールドもありますが、なぜプラチナの方が選ばれるのか。それにはこんな理由があります。
【純粋】
日本で販売されているプラチナジュエリーの多くはPt900。ISOや一般社団法人日本ジュエリー協会では、プラチナジュエリーと呼称できるのはPt850(プラチナの含有率が85%)以上と定めております。ちなみにハイジュエリーにも使われるK18でも金の含有率は75%。高純度なプラチナジュエリーだからこそ、より純粋な輝きを放ちジュエリーを引き立てます。
【希少性】
プラチナは地球上でも限られた地域からしか産出されません。また、有史以来の産出量もゴールドの1/30程度ととても希少な素材です。
【不変性】
プラチナは化学的にとても安定した貴金属です。日常生活の中でも変質・変色の心配がなく、美しく輝きます。一般的にK18WGのですと、地金自体が薄く黄色味を帯びているため、より白く見せるために表面にロジウムでメッキをします。そのため長く使用されるとメッキが薄くなり、黄色味がでてくることがあります。
【加工のしやすさ】
プラチナ は粘性が高い素材です。そのため宝石をセッティングする際も小さな爪でしっかり固定することができます。多くの名門ジュエラーでプラチナが使用されるのも、 プラチナ が繊細な細工に適した素材だからです。
プラチナは熱など外的要因に非常に強く、変色などがしにくい化学的に安定した貴金属です。この不変性・安定性が末永い結婚生活に結びつけられます。
またプラチナはシルバーやゴールドなどより比重が高く、手に取るとずっしりとした重みが感じられます。ジュエリーを身につけたときに、この重みが特別感や重厚感を演出してくれます。
プラチナ の純度と価値
プラチナで指輪を作る場合、多くの場合「Pt900」か「Pt950」かのどちらかになりますが、両者にメリット・デメリットがありメーカーやブランドの考え方によって判断が異なります。
プラチナの性質上、純プラチナは柔らかすぎてジュエリー加工には不向きです。そのため別の金属と混ぜ合わせて合金にすることで強度を高めます。
Pt900:プラチナ90% + パラジウムなど別の金属10%
Pt950より純度は下がるが、強度を保ちやすい
Pt950:プラチナ95% + パラジウムなど別の金属5%
Pt900より若干軟らかいがプラチナの純度が高い
プラチナの純度が高い方が価値も高いように感じられますが、実はここ数年プラチナの割り金に使われるパラジウムのグラム単価がプラチナを上回っています。そのためプラチナ純度が高いからと言って単純に価値が高いとは言えない状況になっています。
Diamond Showcaseでは基本的にPt900を採用しておりますが、商品によってはPt950やPt999でも製作可能です。もちろんK18YG(イエローゴールド)・K18PG(ピンクゴールド)などもお選びいただけるようになっております。
商品詳細ページよりご覧くださいませ。