結婚指輪の素材にはどんなものがあるの?
近年、結婚指輪にはさまざまな金属や素材が使われるようになってきています。これまで通りプラチナやゴールドが主流ではありますが、チタンやジルコニウムなどを用いた結婚指輪もでてきていいます。各素材には独自の特徴や魅力があり、それぞれにメリット・デメリットがあるため、好みやライフスタイルに応じてどんな選択をすべきか考える必要があります。
結婚指輪の素材を選ぶ際に注意する点は?
結婚指輪は長期間身に着けるものであるため、素材を選ぶ際にはいくつかの重要なポイントを考慮することが大切です。
耐久性と日常の使い勝手
耐久性
結婚指輪は日常的に着用するものなので、傷がつきにくく、変色しにくい素材を選ぶことが重要です。特にプラチナやタングステンは耐久性が高く、毎日着けても美しさを保ちます。
日常の使い勝手
仕事や趣味で手を使う機会が多い場合、傷に強い金属を選ぶのが賢明です。
例えば、アクティブな生活を送っている人には、軽くて頑丈なチタンやタングステンがおススメです。
またメレダイヤがセッティングされたものは、ダイヤを留める爪の部分が何かに引っ掛かったり、メレダイヤ自体が落ちてしまうなどの心配があるので、アクティブに使いたい方は避けた方がいいかもしれません。
アレルギーへの配慮
金属アレルギーがある場合、特にアレルギーを引き起こしにくい素材(プラチナ、チタンなど)を選ぶ必要があります。ニッケルを含む素材は、肌にトラブルを起こす可能性があるため避けるのが良いでしょう。
予算
プラチナやゴールドは高価ですが、シルバーやチタンなどは比較的手頃な価格です。二人の予算に合わせて素材を選ぶことも大切です。
また高価な素材は価格が高いだけでなく、価値が長期間維持されやすいというメリットもあります。そもそもプラチナとゴールドについては換金性も高く資産として持つ人も多いです。
結婚指輪の素材の種類
日本国内において一番需要が高い結婚指輪の素材はプラチナ、そして次にゴールドです。ゴールドについては混ぜ合わせる素材によって主に「イエローゴールド」「ホワイトゴールド」「ピンクゴールド」3種があり、またメーカーやブランドによっては更に細かい色の差をつけて他のネーミングのゴールドを用意しているところもあります。
そのほかにもこれまではジュエリーとしての加工が難しかった他の金属も、技術の進歩により指輪の素材として使われることが増えてきています。
1. プラチナ (Platinum)
特徴:白く輝く高級感があり、耐久性に優れた素材です。変色や錆びに強く、長期間にわたって美しさを保ちます。純プラチナは軟らかい素材のため、ジュエリーに使われる場合は主にPt900やPt950という合金にすることで適した硬度にして加工されます。
プラチナは漢字では「白金(はくきん)」と書かれ、ホワイトゴールドと混同されることがありますが、あくまでも別の物質です。
メリット:アレルギーフリーで、敏感肌の人にも適しています。重厚で傷に強いため、毎日着用する結婚指輪として理想的です。
デメリット:他の金属に比べて価格が高いです。
2.ゴールド (Gold)
ゴールドにはさまざまな色と合金の種類があり、選ぶ楽しさがあります。
ゴールドは価格が高いため、ジュエリーに使われる場合は製作されるジュエリーのランクによって純度を変えることが多いです。24を分母として純度を表記しますが、ハイジュエリーではK18(純度75%)、安価なアクセサリーではK10(純度42%)やK14(純度58%)を使うことでコストを調整します。
イエローゴールド (Yellow Gold):古典的で伝統的な黄金の輝きを持つ素材。
ホワイトゴールド (White Gold):プラチナに似た白い光沢が特徴で、現代的なデザインに人気。
ピンクゴールド (Rose Gold):銅を混ぜて作られた温かみのある色合いで、ロマンチックな雰囲気を持つ。
メリット:ゴールドはデザインのバリエーションが豊富で、加工しやすい金属です。
デメリット:プラチナに比べて柔らかいため、傷がつきやすい場合があります。
3. シルバー (Silver)
特徴:鮮やかな白い輝きを持つ一方、変色しやすい素材です。アクセサリーとしてのシルバーは広く使われていますが、結婚指輪にはあまり使われません。
メリット:比較的安価で、手軽に選べる素材です。
デメリット:変色しやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
4. チタン (Titanium)
特徴:軽量でありながら非常に丈夫な素材で、耐腐食性やアレルギー対応性も優れています。
メリット:非常に軽く、傷や衝撃に強いため、アクティブなライフスタイルの人に適しています。
デメリット:硬いため、加工やサイズ変更が難しいことが多いです。
5. セラミック (Ceramic)
特徴:耐傷性や変色に強い、軽量な素材です。金属とは異なる質感と見た目が特徴的です。
メリット: 色やデザインのバリエーションが豊富で、モダンなデザインに人気があります。
デメリット:割れやすく、サイズ変更が難しいです。
また、そのほかにもタングステンやジルコニウムなど珍しい素材で結婚指輪を作るブランドも出てきています。
ただ、いずれもチタンやセラミックと同様に加工しにくい素材のため、複雑な形状には適さずデザインが限定的になる傾向があります。
まとめ
結婚指輪の素材選びは、デザインや個性を反映させる大切なポイントです。耐久性やアレルギーの有無、経年変化などを考慮し、自分のライフスタイルに合った素材を選ぶことが重要です。タングステンやジルコニアなどの新しい選択肢もありますが、デザインが限定的であるなど、まだまだ一般的とは言えない状況です。
現状では特別な用途でない限り、プラチナやゴールドのような定番の素材で結婚指輪を作る方が選択肢に幅があり、購入後のメンテナンスなども安心かもしれません。
弊社Diamond Showcaseでは、レアな素材は導入しておりませんが、ほぼすべての商品が「プラチナ」「イエローゴールド」「ピンクゴールド」からお選びいただけます。
同じデザインの指輪でも、男女でカラーを変えてオーダーすることも可能です。
お二人の肌の色やお好みに合わせて、長く愛し続けられる結婚指輪をお選びください。